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だ液
だ液は、消化活動の過程で一番最初に食物と接触するものです。耳下腺・顎下腺・舌下腺の三大唾液腺と口の中に無数にある小唾液腺から分泌されるもので成人で1日に1〜1.5リットルが分泌されています。
だ液の仕事は、食物が口の中に入る前から始まります。おいしそうなものをみたり、においをかいだりすると漿液性(サラサラした)だ液が出て、口の中に食物を受け入れる準備をします。
また砂や埃などが、口の中に入った時も、それを吐き出し易いようにサラサラだ液が出てきます。
逆に食物が入ると酵素を多く含んだ粘液性(ネバネバした)だ液が出て、消化を助けます。刺激物が口の中に入るとその分泌量は増えて刺激を和らげます。だ液が常に出てくることで口の中は湿潤し、舌の動きが滑らかになり、発音がスムースになります。
消化吸収にはプチアリンやアミラーゼなどの酵素がデンプンや炭水化物を分解します。この他にも次のような実に多くの効果があるのです。
- 浄化作用
- 殺菌・抗菌効果
- 粘膜保護作用
- ph 緩衝作用
- 歯の再石灰化作用
だ液は副交感神経の働きで分泌されるため、緊張やストレスによって、分泌が抑えられます。現代人はこの為にだ液分泌が少なくなる傾向にあり、その結果、様々なトラブルが発生やすくなります。
ドライマウス、舌痛症、口内炎、感染症などが起こりやすくなっているのはこのためと考えられます。
また、睡眠時はだ液の分泌量が少なくなりますので、朝起きたら一杯の水を飲むと良いでしょう。
だ液を出すコツは、歯ごたえのあるものを咬むこと。そして、軟らかいものでも咬む回数を増やすこと。
食事を味わうこと。また、酢を使った食事を食べるのも良いでしょう。(酢を使うと通常の7倍の量のだ液が出ます。)
「つばをはく」「つばをつける」など、とかく悪いイメージ゙が持たれやすいだ液ですが実は、我々の身体が作り出す魔法の液体といえます。おいしく食事を食べよく咬むこと、これが健康を維持する第一歩といえそうです。
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